聴覚障害者のコミュニケーション方法は、同じ等級の聴覚障害者でも、その人の失聴年齢、聴障のタイプ、残存聴力、言語力、読話力、発語力、教育歴、家庭環境等によって異なりますので、どのようなコミュニケーションの方法がよいのか本人に尋ね、確認する必要があります。一般的には聴覚障害者だから手話ができると思われがちですが、手話を習得していない聴覚障害者もいますので、まず本人に確かめることから始めてください。
聴覚障害者にとって、「もの」や「行動」に基づいた具体的な言葉は理解しやすいが、目に見えない抽象的な言葉の場合は、理解できるまでに時間を要することがあります。できるだけ抽象的な言葉は避けて具体的な表現を用いるほうがよいでしょう。また、例え話や比喩、暗示的な表現は誤解されやすいので、直接的な表現で伝えるように心掛けることも必要です。
|